2020年7月23日木曜日

コロナウイルス拡大の事態に思う

本日、東京都の感染者はますます増えているようで、とても危機感をもっています。
当院もコロナ相談を始めたばかりですが、この状況を見ると、クリニックレベルのコロナチェックではもう不十分じゃないかと思い始めました。つまり小さな医院で相談をしても、流行拡大阻止にはあまり結びつかないのでは。。。。個人的に、国の感染拡大を誘う対策には唖然としましたが、危機ではないと判断している国からみれば、この措置は当然でしょうね。人の移動をもっともっとして欲しいという国の方針に疑問を感じます。
報道を見て感じたのは、「直ちに、思い切った疫学的調査をして欲しい」ということです。(遅すぎた感はありますが。。。。。)
医療現場で迅速かつ簡単に利用できる新しいCOVID-19迅速診断法が開発され、40分で結果がでるというPCR検査が登場した。診断技術は確立されているので、あとは実行するのみだと思うのですが。。。。

コロナウイルス感染症雑感

コロナウイルス感染症が増えてきました。当院でもコロナウイルス感染症の相談を開始せざると得ない状況に追い込まれました。小児科なので、健診と予防接種の時間を決めました。「この時間帯に風邪で来院された方は別な時間帯に来院して下さい」とお願いしています。当院では入り口が一つしかありません。玄関入ってすぐに、待合室と別待合室の2つに別れていますが、完全隔離といえません。ですので、時間帯を分けて来院するようにご協力の程お願いします。
コロナウイルス感染症との戦いが長期戦になることを思うと、いろいろ想像してしまいます。地震、津波、水害、原発事故など次々と襲ってくる災害に、ウイルス感染症というテーマが加わりました。新型インフルエンザ、デング熱、ジカ熱やSARSもありましたが、コロナウイルスほど影響を及ぼしたものはありません。都市集住・人の接触が過剰な人口集中型社会・人の移動(グローバル)がコロナウイルス流行をささえてきたのではと思わざると得ません。新しい生活スタイルは都市設計から変える必要に迫られているようにも思えるのです。地産地消やスローライフなどがもっと脚光を浴びるようになるでしょうか。
ところで、ヨーロッパでは秋以降に季節性インフルエンザの流行と重なり、医療体制に大きな負担が生じる事態を警戒して、ヨーロッパ市民へのインフルワクチン接種を早期に開始し、対象を広げることを加盟国に促すなど対応を急いでいるというニュースがあります。早くも医療危機をできるだけ避けたいという強い意志が感じられます。一方日本ではどうでしょうか?
コロナウイルス感染症の流行で、コロナウイルス感染症の軽症者ホテル(池袋)の医師として1日派遣することになりました。もちろん防護はきちんとします。万が一に備えて、完全防護の予行をしなければなりませんが、クリニックの医師もコロナウイルス感染症対策に協力する状況にならざるえないという状況です。当院でのコロナウイルス感染症の相談もその一環です。
そういえば、新型インフルエンザも終息するには、1年2、3ヶ月かかったかな。。。