2021年1月16日土曜日

コロナウイルス

コロナウイルス。町医者から見て、 医療崩壊。新規入院を断る、ないし制限する病院が増えています。 ワクチン接種体制はどうなる。(新型インフルエンザワクチンの時は大変でした。ワクチンの副反応は。) 医学的に分かったことは、新型コロナは単なる上気道炎や肺炎ではなく、全身の血管内皮にも影響が及ぶ血管病。 小児科医からみれば、川崎病みたい??? 本当に恐ろしい病気です。。。

母の子宮頸がん、子に移行 羊水に混入、肺がんに―世界初・国立がん研究センター

国立がん研究センターなどは1月7日、母親の子宮頸(けい)がんが子供の肺がんの原因になった例を見つけたと発表した。 出産時に母親のがん細胞を吸い込み発症したという。まれなケースだが「子供の健康のためにも子宮頸がんの予防が重要だ」と研究チームは指摘している。 詳しくは、https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/20210107/index.html を読んで欲しい。 ここでのポイントは、子どもは、出産直後に泣くことで呼吸を開始しますが、この際に羊水を吸い込みます。 母親の子宮頸がんのがん細胞が混じった羊水を肺に吸い込むことによって、母親の子宮頸がんのがん細胞が子どもの肺に移行し、小児での肺がんを発症したと考えられます。 今回のような羊水の吸入による母親から子どもへのがん細胞の移行は世界で初めての報告です。 稀なケースですが、子宮頸がんの予防ワクチンは必要でしょう。

2021年1月14日木曜日

西浦博教授の試算

西浦博・京都大教授(感染症疫学)が1月6日までに以下のように発表した。 新型コロナウイルスの感染が急拡大する首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発令した場合、昨年4~5月の宣言時に近い厳しい対策を想定しても、 東京の1日当たりの新規感染者数が100人以下に減るまで約2カ月が必要との試算を示した。 試算によると、飲食店の営業時間短縮を中心とした施策のみの場合、感染者数は2カ月後も現状とほぼ同水準にとどまった。 西浦氏は「飲食店だけでなく、幅広く屋内での人の接触なども削減することが必要だ」と訴えた。 また、飲食店の時短営業などを中心にした対策では、実効再生産数は大きくても10%減の約0・99までしか下がらず、2月末に予測される感染者数は約1300人と現状からほぼ横ばいだった。 現状から対応を変えない場合、2月末の東京の感染者数は1日当たり約3500人。3月末には約7千人にまで増えるとした。(共同) 予想に過ぎませんが、長い道のりになりそうです。

コロナワクチンに想う

2021年になり初めての投稿です。 日本でもコロナワクチン接種が2月末から始まろうとしている。 どんなことを考えながらワクチンを打つのか。。。 ワクチン接種さえ受ければ以前の日常を取り戻せると、期待を膨らませている人もいるだろう。 しかし、接種したからといって感染予防策が不要になるわけではなく、引き続きマスクを着用し、社会的距離を維持する必要があります。 何故なら、ワクチンの安全性と有効性を検証した臨床試験では、主にコロナの重症化や死亡を防ぐことができるかどうかに焦点が当てられているからです。 ワクチン接種を受けた人が感染した場合は無症状で経過することが多いと考えられるものの、その人から周囲の人にウイルスが伝播してしまう可能性の有無は、まだ不明。 なので、ワクチンを接種していても感染する可能性があり、かつ他者に感染させる可能性もある。 しかし、ワクチン接種者の増加とともに、このパンデミックは終息していくことは予想できる。 長い道のりだが、ワクチンを正当に評価するべき時である。