2020年8月10日月曜日

コロナが子どもへ流行?

 板橋区でも子どもに感染する報告が出始めました。ということは、秋・冬にかけて流行する下地ができたということです。夏休みにいろいろ感染する機会が増えてます。若者が軽症でありという考えが主流のようですが、この考えは保留にしたほうが賢明です。実際見てみなければ分かりません。海外では川崎病様の報告があるので、頻度が少なくても要注意ですね。ところで「下痢が市中感染において重要な役割を果しているのでは。。」と私は考えているのですが、つまりマスクだけではなく、手洗いが大切です。

コロナウイルス

相変わらずコロナウイルス感染症の話題が続きます。猛暑になっても感染力は弱まらず、秋から冬に突入することになりそうです。今年は夏かぜの流行は少なく 、昨年流行した手足口病かなと思える病気は今月になり2〜3名程度です。さてインフルエンザは今年は流行するのでしょうか? RSウイルス感染症は流行するのでしょうか? とても気になりますね。インフルエンザの場合、ワクチンである程度予防するしか手立てがないのが現状です。10月1日から当院でも接種をはじめますが、発熱のお子さんと会わないように発熱外来を作りました。この外来は新型コロナウイルス感染症外来ではありませんのでご安心を(新型コロナウイルス感染症を疑う人は保健所にというのが国の方針です)ただ紛れ込むことは充分考えられます。当院でも電話相談サービスを開始しました。保健所の対応が8月になっても充分ではないからです。残念なことです。一方安心して予防接種を受けて頂くための時間帯を午前中に作りました。発熱外来以外の時間帯でも接種はできますが、発熱外来帯はご遠慮ください。正式な発表を9月になってからです。なんとかこの時期を乗り越えていきたいものです。コロナウイルス感染症の患者さんが増えてきたので、その経過が見えてきました。どうも後遺症が残るようです。川崎病でしたら、冠状動脈瘤の残存が一番の後遺症でしたね。コロナは、肺・心臓にも後遺症が残るようです。つまり若年者層も要注意です。厳しくなってきました。